映画

バトル・オブ・リガ

第一次大戦→ロシア革命期のラトビア独立を舞台にした映画。 第一次大戦初期、主人公マルティンは戦争を帝政ロシアに独立を認めさせる機会と捉え、ロシア軍に従軍。マルティンは数年従軍した後、帝政崩壊後独立を果たしたラトビア、リガに帰還。そこではドイ…

デニス・ホッパーまでもが

デニス・ホッパーまでもがガンに冒されたか……。余命わずかであることが判明 『イージー・ライダー』のデニス・ホッパー、がんが骨に転移 - シネマトゥデイ

映画ゼロ年代ベストテン

washさんの映画ゼロ年代ベストテンに参加。 1.ズーランダー 「ユナイテッド93」で間抜けな平和の象徴のように扱われていた。実行犯が見ていれば思いとどまったかもしれないのに……。 2.ランド・オブ・ザ・デッド リアルタイムでロメロのゾンビ映画を体験する…

ジャロ的事件発生!!

きたよ、アメリカ人が事件に関わっているというのがもう、海外に売りやすくていいね。 今時、ジャーナリストの素人探偵が捜査を始めてるぞ。途中でコートジボアール人の怪しげな儀式の描写があるが事件とは何の関係もないぞ。怪しげな疑似科学理論をかざす博…

壊れた神々

ラテンビート映画祭にて。はっきりいって失敗作だなあ。 20世紀初頭のハバナ、表社会はアメリカに、売春組織はフランス系組織に仕切られていた。そこにヤリーニという女衒が立ち向かい、フランス系組織のボスと相撃ちになった。裏社会の出来事とはいえ、列強…

燈台守

1929年作品。ブルターニュの燈台守一家、父親と新婚の息子が1ヵ月の任務につくが、息子は狂犬病の犬に噛まれていた。四方を水(海)に囲まれた灯台の中で息子の狂気は進み、そして嵐が迫る。 シーンのつなぎかたや、燈台の光の使い方が当時は斬新だったんだ…

96時間

リーアム・ニーソンとファムケ・ヤンセンの英国人元夫婦の娘がパリで誘拐された。元凄腕工作員のニーソンが昔取った杵柄で娘を取り戻すためアルバニア系人身売買組織に立ち向かう。 元諜報員と来たら、リーアム・ニーソンとファムケ・ヤンセンだと、昔とった…

セントアンナの奇跡

スパイク・リーの前作「インサイド・マン」は強盗の話だったが、この「セントアンナの奇跡」はマジメな郵便局員が、客を射殺するところから始まる。そして物語は1983年のNYから、事件の原因である第二次大戦中のイタリア戦線へ。 「心優しい黒人の巨漢と子供…

アマルフィ

なんでジャロにしなかったんだ! 「振り返れば奴が居る」「真昼の月」とかジャロの原題っぽいだろ。 まてよ「女王の教室」、「演歌の女王」そして最強の女王がアマルフィに!? (ジャロの中盤で真相に気がついてダイイング・メッセージを残して殺される人の…

トランスフォーマー:リベンジにユダヤの陰謀を感知した

『トランスフォーマー:リベンジ』はユダヤ資本を知らしむべく造られた映画である。この映画の特別試写会でダイゴが呼ばれていた。このことが示すのはユダヤの日本支配が着々と進んでいるということである。彼のキャッチフレーズであるウィッシュというフレ…

レッドソニア

「レッドソニア」のリチャード・フライシャーの手腕を褒めたいのだが、一年以上考えてもどうしても浮かんでこない。

黒澤明の仕事

NHKテレビ ロシア語会話のテキストで『デルス・ウザーラ』の助監督による「黒澤明の仕事」が連載中。 今までの2回ではいわゆる黒澤伝説を補強する以上のもの出てきていない。しかし、デルス役のマクシム・ムンズークは元々お喋りだったが、寡黙な俳優を評価…

炎のマリア

上映会情報日本・ブルガリア外交関係再開50周年記念 ブルガリア映画特集 ブルガリアがオスマントルコの圧政にあえいでいた17世紀後半。妻をトルコ人に殺された羊飼いが、生き残った娘に男装をさせて復讐のための訓練をほどこす。 こう言われると、小池一夫せ…

サスペリア・テルザ 最後の魔女

とりあえず一言 アーシアの衣装提供にシャネルとフェンディの名があった サスペリア in ミラノコレクション(not 闘竜門) - 今日のことは今日、すぐやれ こういうことだったのね。(シャネルもメインデザイナーはラガーフェルド)

汗(カーン)の栄光 その2 今度はマジメに見てきた

フィルムセンターのブルガリア映画特集にて (95分・35mm・カラー)7世紀に建国されたブルガリア王国の成立過程を描いた史劇。ブルガリア映画としては破格の製作費を投じ、観客動員記録を更新した。建国の立役者となったアスパルは、史上最も有名なブルガー…

汗(カーン)の栄光

フィルムセンターでやってるブルガリア映画特集の一本。面白そうだけど、振り仮名なしだとスポ根ものと間違えるだろ!

『グラン・トリノ』

イーストウッド演じるコワルスキが”グラン・トリノ”を盗むべく忍びこんだモン族の少年の接近遭遇する。その時、イーストウッドのM1ガーランドが吊り下げ式照明の笠に触れ、しばらくの間揺れる明かりと闇の中で話しが進む*1。 これアンソニー・マンの『死に物…

マリリン・チェンバース死去

http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200904140005.html

マックス・ペイン

試写があたったので。 エンディング・ロールでの銃撃が凄い、エンディングロールが始まった途端に席を立つ奴がいて、という定番の文句はこの映画に限っては起きないのではないのだろうか。 筋は妻子を殺されたNYPDのはみ出しデカ、マックス・ペイン(マーク…

ウォッチメン

ウッドワードとバーンスタインはニクソンに敗北した! −『ニクソン紀元』−から『マンハッタン紀元』へ。 冷戦の体験か、アメリカ現代史への興味の有無が評価の分かれ目になるかな。 ロールシャッハのマスクだけでも、今までの腐るほど観た腐ったCGの使い方を…

『フロスト×ニクソン』 

またも父親を乗り越えなければならない子供の話、とは言え結構面白かった。 ウォーターゲート事件で史上唯一任期途中で辞任した大統領ニクソン。辞任と後任のフォードによる大赦があるとはいえ、国民の怒りと関心は収まらない。キャリアアップを狙うイギリス…

小沢一郎と『山猫』

桂歌丸、小沢代表の秘書逮捕に「ざまあみろ」毒舌ワケ http://www.zakzak.co.jp/gei/200903/g2009030507_all.html 私が注目したのは小沢氏の発言のここ 《私の好きな映画「山猫」で、イタリア統一革命に身を投じた甥を支援している名門の公爵に、ある人が、…

エデンの西

フランス映画祭にて。コスタ・ガヴラス監督最新作。 ギリシャからのフランスへ密航しようとしたエリアス(男:平井堅を少し薄くしたようなギリシャ人)は航海の途中検挙を逃れるため地中海に身を投ずる。そしてヌーディストビーチに漂着、ここからイタリア南…

ミュータント

バイオハザード・ゾンビもの。低予算をアートな感じで誤魔化すのも限界があると思う。確かに綺麗な絵はあるんだけど、総合得点では……。『ゾンビ』の完全ダウンサイジング版なんだもんなあ。ヘリ=救急車で暴走族も出てくるけどトム・サビーニはいないしで。

伯爵夫人

16-17世紀の処女の生き血の風呂に入った、ハンガリー貴族バートリ・エルジェーベト伯爵夫人の伝記映画。 ホラーというより、今TVで流行ってる「教科書には載らない」歴史の真相を再現した作品。彼女と相思相愛だった伯爵を語り部としているので、基本的に残…

『マーターズ』

上映前にパスカル・ロジェ監督(アルジェント・ファン)と主演のマルジャーナ・アラウィ(足長!)を山口雄大、清水崇、井口昇が迎えつつ形のトークショーあり。ただし上映前なので内容にはふれられなかったのが残念。 小児虐待→平和な一家をショットガンで…

アライブ―生還者― 

アンデスの聖餐のドキュメンタリー映画。あくまで劇映画の『生きてこそ』もあったが(こっちの英題が”ALIVE”なので『たたり』なんかと同じでややこしい)、今回は生還者16名全員参加ということが特色となっている。 セルバンテス文化センターの特別先行試写…

フランス映画祭 ホラー三作

フランスのホラー、特にスプラッタ方面盛り上がってきてるみたいですね http://unifrance.jp/festival/films/#horror01 コスタ・ガヴラスの作品もある意味ホラーの場合が多い(もし「Z」のギリシャ人や「告白」のユダヤ人になったと思ったらゾッとする)。今…

チェンジリング

イーストウッドで誘拐物ときますと「ミスティック・リバー」を思い出しますわな。 造りかけのLAを舞台に、市警の徹底した腐敗を背景とし、アンジェリーナ・ジョリー演じるシングルマザーの子供の誘拐から物語ははじまる。誘拐された息子が発見されたかと思わ…

「群盗荒野を裂く」について急に思い出したこと

ダミアーノ監督作ということで「単なるマカロニウェスタンとは一線を画した作品となっている」と語られることも多い作品。自分も旧サイトにレビューを書いたっけ。 で、その主役の1人が黄金製の弾丸を使っていて、「あたりは柔らかいが傷はヒドイ」と語って…