爆音上映 成層圏の映画

 吉祥寺バウハウスシアターにて
トークショー
 黒沢清×柳下毅一郎
 黒沢監督はニューシネマが終わり、スピルバーグが出てくる前の世間的には最低の時期のアメリカ映画が好きというか血肉なっていうそうです。

黒澤監督お勧めがジョン・ヒューストンのFat Citiy(邦題 ゴング無き戦い 監督は現代で紹介)。『ミリオンダラー・ベイビー』(!)と『ロッキー・ザ・ファイナル』を足しっぱなしにしたような作品。以下私の記憶より
 

 引退した老ボクサーが手塩をかけた弟子をチャンピオンに挑戦させる。しかしその試合で弟子は死亡。老ボクサーはカネとコネをそ総動員して現役復帰、チャンピオンに挑戦。しかしチャンピオンの一撃を食らったらまず死ぬということは彼にもわかっていた。
 チャンピオンも累積したダメージによりもう一撃でも食らえば命に関わる状態であった。(いくら老ボクサーであっても)
 死を目前と死ながらも覚悟を決めきれず暗い顔をした二人を尻目にゴングが鳴るというところで終わり


上映作品
 全作品、必ずコカコーラのロゴがどこかに出てくるのが印象的。館主さん? いわくロードムービーというか車に関する映画中心に組んだそうです。
『Helpless』
 浅野忠信主演のヴァイオレンス映画。北九州の地方都市で話が完結してるのでロードムービ−ではないな

『断絶』
モンテ・ヘルマン監督作
レーサーコンビ+フーテン娘とウォーレン・オーツ(自由人)の公道長距離レースにかこつけたロードムービー
ウォーレン・オーツがシーンが変わる度にセーターを着替えているのが問題だ。
南部に入った途端
「南部だからな(ヨソ者だとばれないように)」
と言って、レーサーの一人がそこらへんの車からナンバープレートを盗むのに笑い

『ラブレス』
 ウィリアム・デフォー主演の暴走族映画。『LA大捜査線』ヴァージョンのデフォーなのでグリーンゴブリンに変身はしない。

悪魔のいけにえ
説明不要