SR4th-レンズじゃないコンタクトのはなし
今回、初お目見えになるコンタクトがマフィア・コンェーリ(相談役)。基本ルールからヤクザ・ボスが落ちたということは日系勢力の衰退を表していると感慨もひとしおだが、今までのマフィア・ドンでないところがうまいと思う。*1
解説にもあるように、マフィア・コンシェーリは組織内での通常の命令系統から離れた場所にいる。イメージ的には、史実のマイヤー・ランスキー(彼はさらに微妙な立場だが)、『ゴッドファーザー』のロバート・デュバルなんかを思い浮かべて頂きたい。
通常の命令系統に属さない→手駒が少ない→ランナーを雇う必然性があるといった具合で良く練られているコンタクトだと思う。
今までシャドウランのシナリオを造る難度をあげていることとして、何故、依頼人がランナーを使うのかというのがあった。
- 依頼主がフリーの人材を活用に有用性を見いだしている(フィクサー)
- 時間が少なく通常の動員ができない
- 規模が小さかったり、専門的な団体なのでランナーのスキルがいる
- 第六世界の基準に照らしても異常な事態(宇宙人、彗星の夜、昆虫精霊)
- 内部抗争
- 依頼人が非力(スクワッターがコンタクトであることを頼りに…)
etc
こういう問題に対するFANPROからの解答ならば評価したい。
*1:イラストは2版の追加コンタクトのマフィア・ドンの使い回しだけど