エンジェル・オン・マイ・ショルダー

 1946年製作のハリウッド映画。友人の裏切りによって殺されたギャングスターが、地獄の悪魔ニコマフェレスによって復活を許される。その条件は彼にうり二つの裁判官の評判を落とすことだった。しかし彼は良心に目覚めてしまう、というのがストーリー。
 設定が初期の『幽遊白書』に似ている。主役のギャングスター=浦飯幽介、ニコマフェレス=コエンマという感じで。
 タイトルと設定からいって最後は主人公の魂が救済されて天国にいく、かと思いきやそういった宗教的な説教めいたところは薄めだった。
 そういう展開になったのは、赤狩りの魔手を受けていないこの頃ならではだと思った。