必殺!III 裏か表か

 必殺!III 裏か表か [DVD]
テレビシリーズ第二弾『仕置人』以来の人気キャラ、中村主水を追いつめることを目的とした映画。極めてハードで人気も高い。中毒性があり、私が人生の中で一番多く観た映画である。ストーリーはボタンの掛け違いが惨劇を産んでいく、といったタイプでカタルシスを排除したラストとあいまって極めて強い印象を観るものに与える。
 仕事人以来、お約束化がすすんでいた展開を打ち破り、かんざしや組紐といった殺しの道具が役にたたず、数の暴力によって打ち負かされるといった具合。
 TRPGでいうとシステムは『トーキョーNOVA』でRなりDなりでのセッションを期待していたら、2ndのテクニカルだったという感じ。
 テレビシリーズ『仕事人Ⅴ 激闘編』のPC1〜5と7に旧シリーズのPC2(秀)を投入しての豪華セッション、で大量のPC死亡を出している。
 主水が刺客多数に襲撃されたとき、包囲されないよう路地に引っ込むが、壁越えをしてきた刺客に挟撃されあわや、というところはD&D3.xぽかった(最後の大殺陣は、特技<一撃離脱>が無かったら全滅していたな)。