ヒストリー・オブ・バイオレンス

 ようやく観ることができた。
 よく言われているようだが、クローネンバーグが真面目な顔して撮った西部劇パロディだった。(TRPGでいうとD&Dとバイオレンスみたいなかんじ)
 馳夫さんが、脚を怪我するのはジョン・ウェインが腕を吊っていたのを彷彿させるし、エド・ハリスはペイル・ライダー然していた。
 それに加えて、エド・ハリス一味が、馳夫邸前で待ちかまえてるシーンがあった。このストーリー的にも画面的にも、構図が全く西部劇で思わず笑い出しそうになった。
 また、やはりクローネンバーグらしく、馳夫のアイデンティティーを巡る物語でもあった。
グロ描写多めでおすすめの一本です。