ザ・ショック

 単なる空き家(ゴシックな洋館でも、人の顔に見える家でもない)を不気味に撮るバーバ親父の職人技から始まるのがこの映画。予算が少なさそうなのは透けてくるが、印象的な絵を畳み掛けてくるのは流石。
 主人公のダリア・ニコルディはそこまで叫ばんでも、といった感じでスクリーミング・クイーンを熱演。
 話は様々な怪現象が”信頼できない語り手”である彼女に降りかかる。子供が恐怖の媒介者というところが、「エクソシスト」から神学論争を抜いたような印象を与える。このペラペラ感がを好きになれるかが評価の分かれ目かも、私は結構好きですが。
 [rakuten:book:11592678:image:small]