セントアンナの奇跡

 スパイク・リーの前作「インサイド・マン」は強盗の話だったが、この「セントアンナの奇跡」はマジメな郵便局員が、客を射殺するところから始まる。そして物語は1983年のNYから、事件の原因である第二次大戦中のイタリア戦線へ。
 
 「心優しい黒人の巨漢と子供」という鉄板の組み合わせにに色々な映画から頂いていて
 基本的な枠組みが「プライベート・ライアン」+「三人の名付け親」(だから冒頭のテレビで流れてる映画がジョン=ウェインなのね)で、「ソドムの市」とか「パンズ・ラビリンス」を振りかけたような味付けだった。あと勿論「バッファロー大隊」もね。
 テレビドラマ「シールド」で自信過剰なトラブル・メーカーのシェーン役の俳優が上官役で登場。相変わらず自己中心的な役を好演していた。「シールド」ではある程度の実力もあっての話だったが、こちらでは見せ場もなくただむかつくだけ。
 その他ジョン・レグザイモがレグザイモらしい役で出演。
 イタリアのパルチザンものはイタリア製のものが何本かあり、虐殺シーンや装甲車両の出番は夜間で誤魔化す場合も多い。しかし、さすがはハリウッド、昼日中に虐殺をやってくれるのが嬉しい。ただし大型車両は山岳部/市街戦なのでなし。(ブルムベアがぶっ放すシーンを密かに期待してたんだけどなあ……)
 
 2時間40分でも退屈しない映画だったが、それでも削れるところがあると感じた。特に最後の現代パートはもっと要領よく出来るはず。

アマルフィ

 なんでジャロにしなかったんだ!
 「振り返れば奴が居る」「真昼の月」とかジャロの原題っぽいだろ。


 まてよ「女王の教室」、「演歌の女王」そして最強の女王がアマルフィに!? (ジャロの中盤で真相に気がついてダイイング・メッセージを残して殺される人の顔で凍りつく)

OFF会

 washさんが仙台からこられるということでOFF会に行ってきました。

 プロレスを知らない方に、魅力を説明することの難しさを感じたり、非モテ界隈は良くわからんからなるべく関わらないようにしようと思ってたらそれが正解だったり、「東北の人は結束が固くていいなあ」(石田衣良風)と思ったりでした。あとwashさんと深町先生のツーショットが物騒すぎた。後、エヴァより「I・飢男」だったり。
 また上京なさる時は教えてください。

トランスフォーマー:リベンジ

 まあ虎の縞は洗っても取れないというか、エメリッヒの出世作スターゲイト」の世界観というか陰謀史観がかなり強く付加された作品となっていた(もちろん「トランスフォーマー」自体にもインセクトロンとかスカイファイヤーとかプリテンダーとか「ビーストウォーズ」とか1stシリーズ以前に地球に到達した機械生命体がいたという設定はあるが……)。さすがはデニケンの国。
 エメ公の思いつきで好きなシーンを取り入れてます感が結構強い。
 「マイノリティ・リポート」みたいな「突撃!となりの晩御飯」や「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクル」みたいな美少女ロボ襲撃とか(これ字義通りの意味でのプリテンダーだね)。
 後、チョイ役の名にファスビンダーワイルダーと言ったドイツ語圏出身の監督の名もちらほら。こっちについては先のエメ(スタースクリーム)の好き放題に腹をすえかねたスピルバーグ(メガトロン)が「お前を使ってる理由はアメリカ(軍)の友人ということだけだ! 映画造りの才能については代わりは幾らでも居る! これでも見てやり直せ」と劇中さながらのクンロクをいれながらDVDを渡したものと想像。
  
 後、ジャガーが歴代シリーズの通り超優秀だが……(泣)。
 ギミック的には「トランスフォーマーV」のマルチ戦隊も登場。プリテンダーやトリプルチェンジャー(アストロトレイン、一瞬期待しちゃったよ)、ヘッドマスターが出る日は来るのか?

トランスフォーマー:リベンジにユダヤの陰謀を感知した

 『トランスフォーマー:リベンジ』はユダヤ資本を知らしむべく造られた映画である。この映画の特別試写会でダイゴが呼ばれていた。このことが示すのはユダヤの日本支配が着々と進んでいるということである。彼のキャッチフレーズであるウィッシュというフレーズは映画の副題であるリベンジとはあまりにも似つかわしくないものではないだろうか。
 思い出して欲しい。彼の祖父竹下登田中角栄を裏切り経世会を旗揚げした。田中角栄の致命傷となったのは言うまでも無くロッキード事件である。ユダヤ系のコーチャン*1証言によって支えられたこの事件はユダヤの日本への攻撃であることは皆さんもご承知であると思う。
 さて『トランスフォーマー:リベンジ』で唯一逃げ延びたのはスタースクリームこちらも戦闘機のトランスフォーマーである。ダイゴの旧芸名であるダイゴ☆スターダストとよく似ている。これを果たして偶然の一致と捕らえても良いものだろうか? 両者のスターとはユダヤのシンボルである五芒星しめすものであることは一目瞭然だ。また主人公の友人となるロボットもバンブルビーといいよに名高い「蜂の一刺し」を思い起こさせる。つまり竹下登の孫の口を借りて我々ユダヤは日本のことをウィッシュしていると言わせているわけだ。

 映画に先立って作られたテレビ漫画版では、人間に成りすまして地球に潜伏したプリテンダーやお前らの頭は幾らでも取替えが聞くというメッセージをこめたヘッドマスターなどがあるときく。ユダヤが手に入れたがっている日本民族の優秀性を譲り渡してはならない。





いや〜中々本物にはかなわねえな。根本敬の『電波系』で電波文の作り方を練習しとくんだった。

*1:違うってば