燈台守

 1929年作品。ブルターニュの燈台守一家、父親と新婚の息子が1ヵ月の任務につくが、息子は狂犬病の犬に噛まれていた。四方を水(海)に囲まれた灯台の中で息子の狂気は進み、そして嵐が迫る。

 シーンのつなぎかたや、燈台の光の使い方が当時は斬新だったんだろうな、と思わせる作品。
 狂犬病の扱いを見るにバイオハザードものの元祖? と思わされたり(吸血鬼や狼男と比べて一応科学的ということで)、20年代末でも女性はブルターニュの民族衣装を普段着にしてているなど、そういったところに目が向いてしまった。